若い竹の色と意味する琅玕(ろうかん)は最高の石
■鉱物名
ヒスイ(翡翠、jade)は、深緑の半透明な宝石のひとつ。東洋(中国)、中南米(インカ文明)では古くから人気が高い宝石であり、金以上に珍重された。古くは玉(ぎょく)と呼ばれた。
鉱物学的には「翡翠」と呼ばれる石は化学組成の違いから「硬玉(ヒスイ輝石)」と「軟玉(ネフライト 透閃石-緑閃石系角閃石)」に分かれ、両者はまったく別の鉱物である。しかし見た目では区別がつきにくいことからどちらも「翡翠」とよんでいる。
■ジェイダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)
ジェイダイトとネフライトはどちらも翡翠というが、ジェムクオリティーとみなされるのは、現在はジェイダイトだけである。ネフライトは中国以外では宝石とされず半貴石に分類される。中国で安く売られている翡翠はほとんどがネフライトである。
■産地
ミャンマー・カチン州パカン鉱山のみ
ミャンマー産のヒスイは鉱山から採掘された原石で、硬度があり、色も良く、ヒビもあまりなく良質の翡翠とされています。しかし、政情が不安定で、原石バイヤーも思うように集荷できないと言われ、採掘量も制限され、原石価格も高騰しています。
■翡翠の意味
翡翠の意味とは…色々と諸説はありますが、店主が好きな意味は、緑色の翡翠は繁栄と成功をシンボルとする宝石として、権力者や財を成した者が身につけてきたこともあり、事業の成功を願う事業家や政治家、芸能人の間でも宝石の持つ意味にあやかりたいと願って身につけます。
■琅玕(ろうかん)とは
若い竹の色と意味する琅玕(ろうかん)は美しい緑色で透き通る程の透明度が極めて高いものを指し、この2つの条件をクリアしたもののみ与えられる呼称です。銀杏の実をやや濃くし、その表面に油を流してトローンとさせたようなやさしい緑色が特徴。
■ミャンマー政府公認の呼び名
翡翠の世界オークション、ミャンマー政府公認『マンダレー交易会』でも極上の翡翠は出てこないのだそうです。ミャンマーだけこの琅玕(ろうかん)レベルの翡翠には『インペリアルジェイダイト』という呼称が与えられます。
■翡翠の価値
日本では古墳時代から女性の装飾品として愛用されており、江戸時代から現代までは帯留めなどに愛用されるなど、伝統的に翡翠を愛してきました。中国では翡翠は立派な資産と考えられ、一夫多妻制の時代に第一夫人には翡翠、第二夫人にはダイヤモンドを譲与する習慣があったそうです。翡翠には様々な色があり、緑色の次によく聞くのがラベンダー翡翠ですが、査定評価は高くはありません。
■良質な翡翠の見分け方
ペンライトの光を横からや後ろから当てて、光が石の中に浸透していくものは透明度が高い翡翠である。ただ、国によって嗜好が異なり、日本では濃い目の翡翠が好まれるが、中国では薄く透明度の高い翡翠が好まれる。海外に行った時に濃い目の翡翠があった場合は安く値切り交渉してみればイイ買い物になるかもしれませんね…。※自己責任でお願いしますね。
■豆知識
新潟県糸魚川で翡翠原石が採れ、それは世界最古の加工歴史があります。糸魚川翡翠は現在、天然記念物に指定され採掘は出来ません。資源が限定されており、枯渇のなか、旧来からの翡翠原石を活用して加工している為、とりわけ貴重とされています。また、古来より不老長寿など霊力・生命の象徴として珍重され、糸魚川で勾玉や大珠などに加工されたものが全国の遺跡から出土しています。国内では鳥取県、兵庫県、岡山県、長崎県、北海道などでもヒスイの産出が確認されています
富山県下新川郡朝日町ではヒスイ海岸という所があってヒスイの原石を拾って翡翠の効果を肌で感じてみてはいかがでしょうか。。。
■高く売るコツ
翡翠(ジェイダイト)はお手持ちの商品と鑑別書をお付け下さい。
中央宝石研究所が発行している鑑別書や海外鑑別書があると、高額査定の可能性が高くなります。
■松渓堂が選ばれる理由
翡翠(ジェイダイト)買取は店によって評価額がマチマチで、数店舗で査定結果を比べると、倍以上の開きがある場合がございます。なるべく3、4店舗回られる事をオススメします。
店長はジュエリーメーカーで働いていた事もあり、松渓堂は翡翠(ジェイダイト)買取に自信がございますので、キレイな3ct以上や5ct以上の大粒翡翠(ジェイダイト)をお持ちであれば是非、当店にお持ち下さい。他店との違いを確かめて下さい。
■お客様第一主義
お客様が笑顔で帰っていただけるような接客を心がけております。
そこも他店と比べてみて下さいm(__)m
では、お客様のご来店心よりお待ち申し上げております。