ダイヤモンド (diamond)
ダイアモンド、ダイヤモンド呼称はどちらでもOK
ダイヤモンドは4Cで決まる!
ダイヤモンド4CとはCut/Clarity/Color/Caratのこと!
これらの総合が高ければ高い程、高額になります。
■カット(Cut)
これはダイヤモンドの形状のことを指します。最も一般的な丸い形の58面カット、ラウンドブリリアントには、Excellent/VeryGood/Good/Fair/Poorの5段階があります。さらにExcellentの中でも3Excellent/H&C/Excellentの3段階になります。
(1)3Excellentとは
カットの総合評価がエクセレントになる条件としては、シンメトリー(対称性)とポリッシュ(表面の研磨仕上げ状態)がそれぞれベリーグッド以上あれば十分です。そこで、総合評価に加えて、シンメトリーとポリッシュについてもエクセレントと評価されるダイヤモンドには、トリプル・エクセレント(3EX)と呼んで差別化しています。シンメトリーとポリッシュがダイヤモンドの輝きを大きく左右するポイントであることから、3Excellentのダイヤモンドが、カットグレードの頂点として、通常のエクセレントカットのダイヤよりも高値で取引されています。
(2)H&C(ハート&キューピッド)とは
カットを見る特殊な器具(ジェムスコープ)を使うと、プロポーションとシンメトリーの優れているダイヤには、テーブル側から見ると8つのアローマークが、パビリオン部分から見ると8つのハートマークが見えるということが発見されています。この現象が見られるダイヤは「ハート&キューピッド」(H&C)という名称で呼ばれています。カット評価がエクセレントのダイヤに多く見られますが、稀にベリーグッドのダイヤモンドにも見られます。日本国内マーケットのみで、通用する基準ですが、このH&Cが見られるダイヤは、見ることができないダイヤよりも高値で取引されています。
■クラリティ(Clarity)
これはダイヤモンドの透明度を指します。内包物やキズの少ない方から順に、FL、IF、VVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3の11段階に分けられます。F、IFはほとんど無キズ。VVS~VSはルーペで見て内包物やキズが見つけにくい。SIはルーペで見て内包物やキズが見つけやすい(肉眼では難しい)。Iは内包物やキズが肉眼で見える、といった感じです。
私はメーカーにいた時でもFLは見たことがありません!見られた方はかなりラッキーでしょう!
あと、婚約指輪にするダイヤはSI2以上とよく言われていますね。
■カラー(Color)
これはダイヤモンドの色を指します。無色を表すDを最高級として、EFGH……とグレードが下がっていくにつれ、ダイヤモンドは黄色っぽさを帯びてきます。DEFは無色、GHIJはほぼ無色、KLMはかすかな黄色、N~Rは極めて薄い黄色(Under
N)、S~Zは薄い黄色(Under S)といった感じです。ダイヤモンドは無色が一番価値が高いのは本当です。また、色がついている石(カラーダイヤモンド)はすべて質が悪いのかといえばそうでもなく、濃く美しくテリのある石はファンシーカラーと呼ばれて高く評価されます。
■カラット(Carat)
これは、重さの単位のことで、主に『ct』と書き表され、基本的には小数点第3位まで表します。
1ctは0.2グラムで、正確な形に磨かれたラウンドブリリアントカットの場合、1ctの直径は6.5ミリに相当します。直径6.5ミリに満たないダイヤモンドは1ctであっても値段が下がります。
バブル期に買われた立て爪等は平均的に6.5ミリ以下が多いような気がします。。。
また、1.000ctと0.999ctや0.500ctと0.499ctでは価格が結構変わります。
■蛍光性
ダイヤモンドは、一般的に紫外線(ブラックライト)を当てると、石によって様々な蛍光を発します。
蛍光性は、蛍光の無い順から、
NONE(ない)
FAINT(若干ある)
MEDIUM BLUE(やや強い)
STRONG BLUE(強い)
VERY STRONG BLUE(非常に強い)
の順になります。
査定時は蛍光性が強いとワンランク上のグレードで判断しがちなので気をつけていますwww
ただ、ダイヤモンドの取引においては、この蛍光性はマイナス評価になります。ダイヤモンド売買の市場で、蛍光性を否定的に捉える業者が多く存在するため、販売先が限定されるというのが主な理由です。ヨーロッパ地方では傾向性があるダイヤモンドを好まない傾向があるみたいですね。
■ファンシーカラー
FancyVivid/FancyIntense/FancyDeep/FancyDark/Fancy/FancyLight/Light/VeryLight/Faint
購入の際にはFancy以上が基準とされていますが、カラーダイヤは自分のインスピレーションで選ぶ方がいいと思います。
・ピンクダイヤ
1979年オーストラリアのキンバリー地方にある世界最大のダイヤモンド鉱山で、ピンクダイヤモンドが採掘されました。 本来無色であるはずのダイヤモンドが、なぜピンク色になるのか未だ解明されておらず、
毎年3900万ctものダイヤモンドが採掘される鉱山でも数百万ct中、1ctは数個ぐらいしかピンクダイヤモンドは見つかりません。今は鉱山が閉鎖して採掘出来ないとの噂が広がったままで、ピンクダイヤモンドの価値は上がるばかりです。
・ブルーダイヤ
「オールマイティー」という言葉を与えられている物です。所有者に鋭い知性を与えるパワーを持つと言われ、聡明な人物になるサポートするとされます。知るべき時に知るべき事を学べる知のダイヤであり、所有者に幸運をもたらし幸福な人生を歩む支えとなると言われるものです。2015年サザビーズが開催するオークションでは12.03ct/FancyVividBlueが42億5000万円で出品されたもようです。
・ブラウンダイヤ
「威厳」という言葉があります。力強いカリスマや、深い信頼を生み出す為にサポートしてくれると言われ、所有する方に威風堂々と振る舞う力を与えてくれるとされます。人を受け入れる度量や、揺るぎない自信を持てる強さを求めている方が身に付けると良いでしょう。また、落ち着きを持ち、些細な物事に流されない精神を持ちたい方にも適していると言えます。工業用として使われていましたが、ここ最近では大手ジュエリーメーカーの『Kashikey』がブラウンダイヤモンドをブランドストーンとして使用しています。中でもシャンパンブラウンと言われる薄くてテリのあるダイヤは高価なダイヤです。
・レッドダイヤ
「永遠の命」という言葉があります。心身両面の力を高めるパワーがあるとも言われ、精神的な強さや頑健な肉体といった、健全な心身を育みたい方に適したダイヤでしょう。巷では1ct当たり数億円すると言われており、人生の中で見ることはないのではないでしょうか…。。。見れたらラッキーです。
・ブラックダイヤ
「成功」「願望」「欲望」といった強い個性のある宝石言葉となっています。男性的なパワーの強いカラーダイヤとされ、目標や目的に向かって突き進むサポートをしてくれるとされるものです。耐久性が弱い為、買取では評価は低く値段が付かないものの方が多いかもしれません。
・カメレオンダイヤ
カメレオン・ダイヤモンドは通常時グレイッシュ・グリーンやオリーブグリーンであったものがイエローやオレンジイエローに変化するが、希なケースとして逆に緑味が強くなる例も知られている。現在一般に認知されている“カメレオン・ダイヤモンド”は、『ある期間(例えば一晩中)暗所に保管した場合や緩やかな加熱(アルコール・ランプなどで200℃~300℃程度)によって一時的(数秒から数分)に変色するダイヤモンド』と定義されている。また、カメレオンダイヤはトレードネームなので、鑑定結果は天然ダイヤモンドになります。
・安価なカラーダイヤ
数千円から数万円でカラーダイヤが販売していたら、それはトリート加工(着色)している可能性があります。
《参考画像website》
《http://www.kirakiracrystal.com/cut-evaluation.html》
《http://www.ru-win.com/diamond.html》
《http://www.jewel-town.com/variety/diamond.html》
《http://www.brilliance.co.jp/engagement/ranking/diamond_ranking.html》
《http://sincerity-diamond.com/archives/742》
《http://plaza.rakuten.co.jp/psalm/diary/201204020000/》